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竹富島の種子取祭は、陰暦の9,10月中に廻り来る甲申(きのえさる)の日から甲午(きのえうま)の日までの10日間にわたって、毎年実施される。
1977年(昭和52年)に国の重要無形民族文化財に指定され、祭の期間中は多くの人でにぎわう。特に、7日目、8日目に行われる芸能奉納は、2日間で約70点の踊り、芸能を披露し、多くの観光客を集める。また、島出身者もその多くが帰省するため、島は全島をあげての大にぎわいとなる。
種子取祭は、その名からも分かる通り農耕に関する行事であり、種を蒔き、それが無事に育つことを祈願する。現在では、竹富島で農業は行われていないが、種子取祭の各行事は古来の儀式に則って行われている。
種子取祭の7日目、8日目に行われる芸能奉納は、大きく分類すると、踊り(ブドゥイ)と狂言(キョンギョン)とに分けることができる。踊りは女性の担当であり、狂言は男性の担当となる。
踊りと狂言には、竹富島で生成されたものと、他の八重山の島々から取り入れたもの、さらには沖縄本島や本土から入ってきたものがある。なかでも狂言の内容は幅広く、組踊り、本土の近代演劇までも狂言と称している。
竹富島には、玻座間村と仲筋村の2つの村がある。玻座間村はさらに東と西に分かれるが、種子取祭の芸能は、玻座間村と仲筋村の競演という性格をもっている。7日目の奉納芸能が玻座間村であり、8日目が仲筋村と決まっている。

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