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 この狂言は、首里の言葉を使っており、沖縄本島から伝来した芸能である。しかし、竹富島の豪農であった大山家の御主前を登場させることによって、竹富島の芸能としての特色を出している。
 竹富島の豪農であった大山家の代々の主人には、琉球国王から位階が授けられていたようで、『球陽』によると、1821年には、95才の大山筑登之親雲上に「勢頭座敷」の位階が授与されている。
 「勢頭座敷」の位階は、いわゆる御座敷ウザッシユといわれるもので、元旦の儀式などでは八重山最高位の士族である「頭役かしらやく」と同じ服装で参列することを許されていた。

 この狂言は、御座敷の位階を授かった大山家の御主前が豊作を喜び、子や孫を引き連れて、竹富島の与人役人と神様にご報告するという内容である。

世曳き(ゆーひき)
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世曳き(ゆーひき)
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 孫2人を引き連れて登場した御主前は、今年の豊作を竹富島の神様と役人に報告すると述べた後、楽屋にいる二才(若者)に向かって、収穫物を荷車に積んで運び出すようにと指示する。
 二才(若者)2人は、「芋の葉節」の歌とともに、ゆっくりと踊るようにして曳きだした荷車を神前におく。
 

世曳き(ゆーひき)
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