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 玻座間で「世持」と称する「種子蒔狂言」は、仲筋村でも伝承されており、世持が種子蒔きの後に唱える飾り口(祝詞)に、両者の違いはあるものの、ほぼ同じ内容の狂言である。
 同じ内容の狂言を玻座間村と仲筋村が別々に繰り返して奉納するのは、それだけ種子取祭では重要な狂言とされていたことを物語るとともに、かつて玻座間村と仲筋村の種子取祭が別々に行われていたことをも示唆するものでもある。

 この世持(種子蒔狂言)は、最初に、玻座間村の世持(村の責任者)が登場し、「畑を耕しておいたところ、恵みの雨が降ったので、最初に私の畑の種子を蒔き、つづいてみんなの畑に種子を蒔こうと思う。」と述べて、村の若者たちを呼び出す。
 畑に到着すると、種子蒔きに当たっての(祝詞)を唱え、つづいて、歌いながら種子蒔きをする。そして、種子を蒔き終えた一行は、オナリ神の待つ我が家へと歌い踊りながら退場する。

世持(ゆーむち)
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世持(ゆーむち)
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