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種子取祭の初日の奉納芸能が終わると、世持御嶽の神前で、イバン(九年母の葉)をいただく儀式を執り行う。その儀式に参列し、イバンをいただいた者は、夜通しのユークイに参加しなければならず、翌早朝のイバン返還の儀式まで、ユークイ人として拘束されることになる。
ユークイは、世持御嶽から出発し、種子取祭を戊子(つちのえね)の日に定めたとされるネハラカンドの子孫の家・根原家を訪れる。根原家では、神司祈願の後、一連の「世乞い歌」を歌う。つづいて、玻座間東・玻座間西・仲筋の三集落に分かれて、各家々を廻る。
ユークイとは、豊作を祈る行事で、「世乞い歌」には、道歌、庭歌(巻き歌・シキドーヨー)、座敷歌(稲が種子アヨー・根うりユンタ)があり、豊作を祈る歌が中心である。但し、「巻き歌」だけは、豊作を祈る歌ではなく、訪れるユークイ人と迎える主人側の応答の歌になつている。
道歌
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意味
戊子の日の種子取祭
わき上がる拍子よ
豊作到来の拍子
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巻き歌(庭歌)
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意味
遠くの方からやってきました。
誰に会いに来たのかと言うと、
この殿内のご主人に会うために、やって来ました。
ヨンナ この殿内のご主人に会うために
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「巻き歌」は、種子取祭の由来伝承と密接に結び付いて伝承されており、六御嶽で、別々に行っていた種子取祭が、はじめて一緒に行われたとき、ネハランカドを中心とした六御嶽の神々がやりとりした歌であるとされている。
根うりユンタ(座敷歌)
| 意味
陽春になると、
若夏になると、
ススキのように栄えてください。
力芝草のように繁茂してください。
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「にーうりユンタ」は、作物の種子が発芽し、根付くことを祈る。
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