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棒踊りは、一般に「棒」と呼ばれる清めの芸能である。庭の芸能をはじめるに当たって、その場所を清めるもので、六尺棒・尺棒(刀)・長刀・槍・鎌などを小道具として演じる。
演じ手は、2人一組で、一番棒〜五番棒までの5組の棒踊りがある。
一番棒は、2人とも六尺棒で演じ、二番棒は尺棒(刀)と槍、三番棒は尺棒(刀)と槍〈長刀の場合もある)、四番棒は鎌と長刀、五番棒は尺棒(刀)と長刀で、それぞれ演じる。
大地を清めることを第一とする棒踊は、踊りというよりも、戦う演武と呼ぶほうが相応しい。六尺棒・尺棒(刀)・槍・鎌・長刀の武具を振り回して悪霊を払い、跳躍によって地霊を鎮める。
また、棒踊りは、ホラ貝の音で演技することになっている。ホラ貝の合図で、戦う二人が向き合ったり、戦いを始めたりする。鳴り物としては、ホラ貝の他に、ドラ・太鼓を連打するが、これは単に音響効果を狙ったものではなく、もともとは悪霊を追い払うための音であった。
竹富島では、かつて、夜になっても野良から帰らず、行方不明になったときは、マジユーヌに連れ去られたとして、村人総出で、明りを灯し、ドラ・太鼓を連打して悪霊を追い払いながら、野や森を探索したものであった。
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