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花城洋人 竹富小学校6年(平成11年当時) (『星砂の島』第4号より)
「だめだ、だめだ。もう一回やり直し。」
よしのぶおじさんのきびしい声が耳にひびいてきました。
僕は、10月11日の種子取祭で、サルの踊りをすることになりました。毎日練習していますが、なかなかうまくなりません。種子取祭の日まで、あとわずかなのに、ほとんど上達しないのです。
僕はこのままではダメだと思い、家で何度も何度もビデオを見て練習しました。練習の成果が上がったのか、次の日の練習では、注意されることなく、スラスラと進んでいきました。おじさんたちも、
「洋人、上手になったではないか。家で練習してきているのがよくわかったよ。でも、まだまだ直すところもあるよ。これからもがんばれよ。」とほめられ、うれしくなりました。
手踊りの練習がうまくいったので、今度は、なぎなたの踊りを練習することになりました。なぎなたの踊りは、みるからにむつかしそうです。僕は、「ちゃんとできるかなあ」と、急に不安になりました。
思ったとおり、なぎなたの踊りはとてもむつかしく、僕は、「もうおどりなんかやめようかなあ。」と思うばかりでした。
でも、ひきうけた以上がんばらないとダメだ。「家でもっと練習してやるぞー。」と思い直しました。
今日は、とうとう種子取祭の本番です。「うまくできるかなあ。」と、胸がドキドキして、たまりませんでした。どんどん時間が過ぎて、いよいよ僕の出番がきました。
「がんばるぞー。」と決心して、舞台に出ました。お客さんがたくさんいて、とてもきんちょうしました。
手踊りが終わり、次はいよいよなぎなたの踊りです。歌に合わせて踊るのがせいいっぱいでした。しかし、踊り終わったあとのお客さんのはく手を聞いて、ホッとしました。「やっと終わったんだー。」と叫びたくなりました。
種子取祭が終わった今、僕は、来年もがんばるぞと、ファイトがわいてきました。
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