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先月22日の新聞は久しぶりにいいニュースばかりだった。新ガイドライン法案なんてキナ臭い文字は、この日は1行もなかった。
最近は沖尚優勝、サミット決定と大きな活字にはなれてきたが、この日の1面は、「琉球王国の城遺跡群と拝所が世界遺産に推薦」「与那嶺貞さんが人問国宝に」と、またまたうれしいニュースだった。
世界遺産に推薦される中の1つには、竹富島出身の西塘様の手になる園比屋武御嶽も入っている。世界遺産となるとバッファゾーン(緩衝地帯)が必要なのに、周辺の無法な隈雑ぶりから、はたしてできるのだろうかと思っていた。
それにしても、県内だけでも世界遺産に名前が挙がっているのは、やんばる、八重干瀬、白保、西表と数多い。発端は自然を守りたい、地域を美しく残したいというのだが、いつの間にか「観光」の真の意昧も分からない人たちが安易に観光による地域振興なんて言い出して薄っぺらなものに落としめてしまう。どうしてこうも経済の活性化、観光振興ばかりに目がいってしまうのだろうか。
竹富島は早くから、多くの人たちにその可能性を指摘されてきた。だから1987年に「町並み保存地区」に選定されるときに住民の要望で、陸地はおろか海上のリーフ部分までを「歴史的景観保存地区」として指定した。つまりバッファゾーンは既に確保している。
こんな時世だからよそでは守ることも難しくなっているが、竹富島は島だから守ることができる。橋が架かって車社会に組み込まれたら、安心、安全、平和という島づくりの基本が脅かされて共同体の崩壊につながりかねない。
それにしても竹富町は世界遺産の可能性のある地域を2つも持っていながら例によって反応なし。