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Q 竹富島の港近くの地名をホーシと言い、「大桝」という漢字を当てていますが、その地名の由来を教えてください。

A  ホーシのホーは、「大」という意味で、「大」の方言は、ウフとも、フーとも、ホーとも言います。また、ホーシのシは、ホーマシのマが脱落したもので、マシとは、四角に囲ったもの、桝形のもの、という意味です。例えば、「田んぼ」や「豚小屋」なども、桝形の四角いものなので、マシ(桝)といいます。従って、ホーシに「大桝」という漢字を当てるのは、方言を直訳して漢字を当てたことになります。

 さて、ホーシ(大桝)の意味ですが、それは「大きな田んぼ」のことです。民謡の「真栄節(まさかいぶし)」の中で、「ウフマシぬ、ナガマシぬ、ゆやんどう(大桝の、長桝の、故に)」と、歌っていますが、それは、「大きな田、長い田が、欲しくて」という意味です。すなわち、ホーシも、ウフマシも同じ意味であり、発音が違うだけということですね。

 港近くのあの地域をホーシ(大桝=大きな田んぼ)と呼んでいたわけですが、想像するに、ホーシでは、実際に稲作が行われていたようです。昔の稲作の方法は、雨が降ると、牛や人が足で土を踏み固めて水溜りを作り、その水溜りを利用して稲を作りました。そのような方法で、ホーシ(大桝)でも稲作をしていたようですが、そのようにして稲作をした土地は、たいてい道路よりも、耕作地が一段と低くなっています。

 ホーシの耕地は、両脇とも、道路よりもかなり低くなつていますが、かつては、そこで稲作が行われていたと思われます。それで、ホーシ(大桝=大きな田んぼ)という地名になったのではないでしょうか。

 

 

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