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竹富島の昔話

 崎山毅『蟷螂の斧』より

ノミ・毛ジラミ・南京虫

 昔、ノミ・毛ジラミ・南京虫の3匹は仲のよい友達でした。ある日、3匹が集まって共に栄養会をやることにし、3匹の話し合いによって赤豆のヨウカンと魚の料理を作ることにしました。

 南京虫はヨウカンを作る係になりました。ノミと毛ジラミの2人は夜、海に行って魚を取る係になりました。タイマツを持つ毛ジラミ君はノミ君をお供して海へ下りました。ノミ君は飛び上手で魚と同様に飛び廻ってよく魚を取りました。

 しかし、タイマツを持った毛ジラミ君は歩くのがのろいので、ノミ君は大変怒ってタイマツをうばい、毛ジラミ君の背中をタイマツで焼いてしまいました。そのために、毛ジラミ君の背中には火の焼き跡が白く残り、体が白くなったとのことです。

 ノミ君は怒りながら海から帰り、南京虫の所にヨウカン菓子ができているでしょうかと伺いに行きました。海からの帰りがおそいとの事で南京虫君は赤豆を腹いっぱい食べて、鍋には赤豆の汁だけしか残っていませんでした。すると、ノミ君はまたまたおこって赤豆の汁を南京虫にひっかけました。赤豆の汁でやけどをした南京虫はそれから赤豆の色に体色が変わったそうです。
 それから後は、3匹とも仲が悪くなったそうです。

 

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