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崎山毅『蟷螂の斧』より
昔、ハト・ワシ・カモの3羽は仲の良い友達でした。ある日、3羽が海へ行って協力して魚を取る事にしました。しかし、魚は1匹も見当たらず、一生懸命になっておよぎましたが、ハト君もカモ君も1匹も捕えることができませんでした。
幸いにワシ君は小さい魚を1匹捕まえました。しかし、魚が小さいので分配方法を相談することになりました。
ハト君が「良い考えがある、一番年長者から食べる事にしたらどうか」と提案しましたら、他の2羽も賛成しました。
真っ先にハト君が「私の歳は8才です」と答え、次にワシ君が「5才です」と怒りながら答えました。カモは「1才です」と小さく腹の中で言いました。
ハト君は羽を広げ大いに喜び魚を項戴しようとすると、ワシ君は自分が捕えたので急に人にやるのがおしくなり、一口にくわえて食べてしまいました。ハト君はふんがいし、カモ君は脚をつかまえて力いっぱい引きのばしました。
ワシ君は「いたい、いたい、許してくれ。今後はそんな事は致しません」と泣きながら許しを乞いました。しかし許してもらえず、2羽でワシの首と脚を引っぱり合いましたので、首が永く脚が細長くなったそうです。