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竹富島の昔話

 崎山毅『蟷螂の斧』より

スズメとヒバリ

 スズメとヒバリは兄弟で、兄がスズメ、弟がヒバリであった。
 神様が、若がえり薬をやるから人間の体に塗りつけて来い、とヒバリに命じて薬をさずけました。ヒバリは薬を持って人間のところへ行く途中、ある畑に赤く実ったイチゴがあったので、大事なお薬を道端に置きイチゴの実を食べに行きました。すると、どこからかハブが出て来て、大事な若がえり薬を体いっぱい塗り付けて逃げて行きました。

 ヒバリはおいしいイチゴを腹いっぱい食べ、大事な薬のところまで急いで帰ってみると、ビンいっぱいあった薬が何もありません。ヒバリは大変心配して神様にお許しを願いました。しかし、神様は大変おこって罰としてヒバリの足を3日間、縄で強くしばりました。それからヒバリの足は小さくなったそうです。

 その後、兄のスズメが神様の所に少し残っていた若がえりの薬を人間の手の先、足の先、頭につけて来いと言われました。神様の教えを守って人間の頭と手足の先に塗ったので、人間のその部分は切っても切っても良く伸び、いつも若々しくしているそうです。

 スズメは道草を喰う事なく神様のお使いを守ったので、神様が賞品として白い手拭いを下さいました。スズメは大変喜んで首につけたので、スズメの首がそこだけ白くなっているそうです。
 スズメは神様にかわいがられ神様の家の軒下に住む鳥となり、瓦屋根の鳥と言う事から「カーラヤーヌトイナ」と言ったそうです。ヒバリは野の鳥となり、蛇は1年ごとに若がえるために脱皮するそうです。

 

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