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八重山の天然染料

 

福木

黄色系

木(フクギ) オトギリソウ科
他に、楊皮(ヤマモモ)・梔子(クチナシ)・八重山アオキ・ウコン

 沖縄を代表する黄色染料。島の拝所に多い聖なる樹のひとつ。5月頃黄色の花が咲き香ばしい。

●樹皮を煮出して染料とする。季節により枝葉も染まる。その鮮明な黄色に藍をかけて美しい緑色を出す。

 
ヒルギ

茶系

紅樹(ヒルギ) マングローブ
他に、紅露(クール)・車輪梅

オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギなど各種あり、その樹皮を染料とする。赤味の強い茶色は日光で良く発色する。

●マングローブ地帯は一部天然記念物として保護されている。小浜島・西表島に自生している。

 
藍

青系

インド藍(木藍) キツネノマゴ科
他に、琉球藍・クサギ・月橘(ゲッキツ)

八重山地方に自生している多年草で、夏に茂り秋にピンクの小花と種をつける。枝葉を刈り水に浸す。一昼夜の後、こした青汁に石灰を混入撹拌の後、沈殿を待つ。藍建ての際には青汁と生葉を使う。

●染色の仕上げにお茶(タンニン)をかけ黒く染めることもある(儀礼用などに)

 

灰色系

赤芽樹(アカメガシワ)
他に、椎(シイ)

山地に多い高木で赤い新芽を出す。茎皮をはいで葉と共に煎じる。

●竹富島・小浜島・西表島に自生し、鉄媒染でグレーから黒までを染める。同系色に椎の木(イタジイ)がある。

 

その他

紅の木(アンナツトウ)
他に、蘇木・紅花(タラマバナ)・月桃(ゲツトウ)

紅の木の過日をアンナツトウと呼んでいる。低木で高さ2〜4m。南方諸国で主として食品着色に用いられてきた。サフランの花芯と同じであり、染色で紅に染まることからベニノキと言われた

 
「八重山・竹富町の織物展」解説書より

 

 

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